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NPO法人-南知床・ヒグマ情報センターの公式ブログです。根釧台地のヒグマ情報、最新ヒグマ出没等を、お伝えしていきます...
Posted on 14:10:59
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※道東に春を告げる山菜、ギョウジャニンニク

道東も、ようやく遅い春を迎えました。
この季節には、多くの人が春一番の山菜「ギョウジャニンニク」を、求めて山野に出かけます。ちょうどヒグマも活発に活動し始める時期と重なるのが、これからの季節です。

写真は、ギョウジャニンニクの群落の中にある「ザゼンソウ」です。ちょっと隠れているので見え難いですが、中心部にザゼンソウが生えています。この時期、ヒグマはザゼンソウの根を好んで食べます。写真のようにギョウジャニンニクの生える場所はヒグマも活動しやすい場所でもあるのが、写真から理解して頂けるでしょう。

この後、ヒグマの食行動は、エゾイラクサ等の多年草、また初夏から夏にはフキに移動していきます。

私たちも、ヒグマ同様に7月まで、いろいろな山菜採りに出かけます。ラジオを携帯し大きく鳴らしながら行動したりホイッスルを吹いたり、ヒグマに人間が居ることを知らせながら行動すると、ヒグマとの遭遇を減らすことが可能です。十分に注意しながら、アウトドアを楽しんで下さい。

当センターでは、携帯メールで標津町近郊に住んでいる方、標津町を良く利用される方を中心にして標津町や道東域でのヒグマ出没速報をお知らせしています。

ヒグマ出没速報の申込は、こちらから・・・

Posted on 08:45:13
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※標津町ヒグマ注意マップ(山菜採りバージョン-初期)

今年の標津町は、いつもより融雪が遅れています。例年であれば、ギョウジャニンニクのシーズンに入っていますが、今年はGW明けからが、スタートになりそうです。

今回、標津町と当センターでは、初めての試みとして、山菜採りシーズン(初期)に合わせた、標津町内ヒグマ注意マップを制作し、5月1日に配布される町内全戸向けの広報誌で、注意を促す事としました。

当センターは、今年、活発なヒグマの行動があると予測しており、それを考慮した上でお知らせすることとしたものです。

今月になり複数回の痕跡が確認出来ていますので、マップを参考にしてもらいながら、ヒグマとの遭遇を避け、山菜採りを楽しんで欲しいと考えます。


また当センターでは、携帯メールで標津町近郊に住んでいる方、標津町を良く利用される方を中心にして標津町や道東域でのヒグマ出没速報をお知らせしています。

ヒグマ出没速報の申込は、こちらから・・・


Posted on 09:09:13
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先日、札幌市でのヒグマ出没の後、問合せメールに「子熊を殺さないで下さい、山に帰してあげて下さい」とメールが来ました。札幌の話は、私たちに相談があれば対処法などの方法などを知らせることが出来ますが、そうでなければ私たちが出来ることは無いのが実情です・・・

今年、道内各地でヒグマの出没が増えるのは、私たちも早くから予測し、ブログを通してお知らせしていたので、そう言う予測に沿った対処が、札幌以外の地区でも求められると思います。
当センターでは、今年も人とヒグマとの遭遇を避ける事を目的として「ヒグマ出没速報」の配信を開始しました。昨年、申込を受けた方、これから申込をする方に対して配信をしていきます。

標津町では、先週からヒグマの目撃情報が寄せられています。今年は、融雪がかなり遅れていて、山奥ではまだ冬と言うほどの状態です。来月初旬にも同様の状態が予測でき、ヒグマが平野部に降りてくる事が予測できます。またヒグマの発情期も始まる時期となり、ヒグマが活発に行動すると思われます。

ギョウジャニンニク狩りのシーズンインが始まっているので、出かける方は、ラジオの携行やホイッスル等の持参をし、十分に注意しながら活動して下さい。


ヒグマ出没速報の申込は、こちらから・・・


Posted on 09:03:38
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※2010年に捕獲し、追跡したヒグマのデーター。わずか2ヶ月で延べ350km以上の距離を活動しています・・・
目撃回数は、1頭のヒグマなのに38回の目撃回数となり良く「発表される目撃件数」とは、何なのか・・・を考えさせられる結果を示したデーターです。「ヒグマ出没看板」の必要性を、おわかり頂けるでしょう・・・


3年前から当センターでは、GPS発信機をヒグマに装着しその行動を追跡しています。これは、ヒグマの行動特性が地域毎に違い、こられのしっかりとした見聞が私たちの地域で示されていないために、この調査を始めるきっかけとなりました。

この調査により判り始めた事として「広域に移動するのは、雄の個体である」「移動する距離は、想像以上に広い」「季節により行動パターンが違う」と言う事です。まだ不明な点としては「年毎に違う移動パターン」「行動が激しい地区の変動」などがあります。わずか3年で判ることが、少ないのが実情であり、最低でも10年程度の周期で調査を続けていく必要性を感じています。

このヒグマの行動パターンを調査する事により、移動するルートが明確になってきます。標津町の場合、市街地付近を通過する個体が多いことが判っています。また町内のいろいろな地区でヒグマを捕獲し、発信機を装着する事で、行動半径が狭い個体や、広域に移動する個体などの特徴を把握する事が出来つつあります。
このような基礎データー収集は、非常に重要なものですが、道内では「渡島」「知床」「標津」以外で実施している地区は、皆無です。たしかに機材的に大きな費用が、必要な事と、学術機関と合同で実施する必要性や、クリアする課題が多いことから簡単に実施することは非常に難しいかもしれません。

昨日から札幌市でヒグマの出没が全国ニュースとなっています。当センターでは、各種の講演会、セミナーを通じて今年のヒグマ出没に関して「増加する可能性が高い」事を発信し続けています。またこれらセミナーや講演会、講習会は、ヒグマの生態を多くの人に知ってもらうことを目的の一つにしています。ヒグマを知ることでヒグマと人間の事故を減少できると考えているからです。

「ヒグマを人里に寄せない方法」「ヒグマとの遭遇を避ける方法」など、事前に知識として知っていなければいけない時代になったと言えるでしょう。札幌市南区や定山渓、手稲などは、標津町に置き換えると山沿いのヒグマが一番多い場所と同様です。

現地に行って確認した訳では、ありませんがニュース映像で見る限り、今回、駆除された個体は、2歳未満の幼獣です。行動状態は「通常の採餌行動」で、おそらくザゼンソウなどの根を掘っていたか、日当たりの良い南斜面だとエゾイラクサの新芽を食べていた感じです。また道内各地で多い例として3歳満の「幼獣」が目撃されるケースが多くなっています。よく人を怖がらないヒグマを「新世代ベアーズ」と呼んでいますが、私たちは「幼稚園ベアー」と呼んでいます。ようするに「幼くて怖いものを知らない」人間に例えると幼稚園児くらいの学習状況なのです。移動図にある広域に移動した雄の個体も2歳でした。また特徴的なのは、日中に平気で人間の居る場所に出てくるところです。今年は、このような個体が、全道各地で確認される可能性が、非常に高いと推測しています。


当センターは、ヒグマや野生動物の調査だけをしている訳ではありません。標津町では、ヒグマ対策において、当センターと合同で実地検分の実施や監視カメラの使用による個体確認の実施、また必要に応じての駆除までを担当します。その背景には、ヒグマ猟に精通したハンターが複数名、在籍しており、そのヒグマ狩猟歴、捕獲数は、各メンバーの捕獲数を合計すると30年間で実に多くの数となります。それらの積み重ねられた知見、知識と、科学的な調査結果が合算し、しっかりとした分析を経て現在の活動や報告に至っています。

ヒグマの出没には、種々多様なケースがあり、その要因を分析する必要があるでしょう。それを出来るのは、道内でも本当に少数であると認識しています。

知床半島-世界遺産地区から70キロ離れた標津町ですが、今年4月から羅臼町、斜里町と一緒に「知床半島ヒグマ保護管理計画」に基づいて、ヒグマと人間と距離を保ちながら生活をしていく事となります。

この記事のトップで示した「2歳のオス熊」-通称「アカ首輪」は、6-8月までの間に標津町で3回、別海町尾岱沼で2回、民家のある市街地やキャンプ場からの追い払いを行いました。現在地を瞬時に確認出来る発信機ならではの効果と言えます。この後の秋以降、昨年も含め人前に現れることが無くなっています。「ヒグマの学習能力は高い」と研究者間では言われています。悪いことを覚えさせるのも、怖いことを覚えさせるのも人間です。これからの北海道においてヒグマと人間との生活のキーワードとなるかも知れません。



Posted on 08:53:34
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※「目撃日時の提示より、頻繁に出没する場所に遭遇を避けるための」明記看板を!!

先月からお伝えしている厚岸町、根室市や標津近郊でもヒグマの足跡や個体の目撃があり、春の到来と言える時機になっています。

以前、標津町では「△月△△日-ヒグマ出没」と言う看板を、目撃箇所に立てていました。

当センターが、実施している行動調査などから、この周知方法は危険周知看板としての有効性が皆無に近いと、私たちは判断しています。よって行動調査を実施していた3年目となる昨年以降は、すべての看板を撤去しています。

本当に必要なのは「ヒグマが国道を横断した新聞記事」ではなくて、危険かどうかを判断した上での広報です。また行動範囲内で、どのようにヒグマが行動しているかの予測も加味した上で、その場所を利用する人に遭遇を避けるように呼び掛ける物が必要であると考えます。

行政側の多くは「私たちは、ちゃんとやっています」と言うべきスタイルのために看板を立てていると言うのが本当のところでは・・・と考えてしまいます。

当センターの調査等から、ヒグマが取る普段の行動の中で同一の場所に留まる事は「何かに執着」している時以外にありません。そう言う時に「人の進入を防ぐ」「人との遭遇を防ぐ」看板が、必要だと考えてます。

「ヒグマが道路を横断」・・・今の北海道では、普通の話しになってきている状態とも言えます。今年は、今までのデーターの解析により昨年同様に、目撃等が増加すると予測しています。

Posted on 16:24:55
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4月9日から標津町に、イギリス・エジンバラ大学の学生、北海道大学大学院-獣医学研究室のの学生が野生動物の研修に訪れています。今日は、標津町生涯学習センター「アスパル」で当センターが実施しているヒグマのGPS調査、標津町の野生動物対策等の講義を行いました。
イギリスから訪れているのは、教授と学生が2名。北海道大学から坪田教授と学生が2名、合計6名が来町しています。ヒグマが過去に絶滅してしまったイギリスでは、起こらないヒグマの対策等を聞いてもらいました。

北大に在学しているカイルさんが、英訳してくれたパワーポイントを使用して約50分の講義を実践しました。


※標津町の山間部では、ヒグマの痕跡が出始めています。積雪が中々、消えない状態が4月になっても続いていますが、そろそろ海岸部にも活動区域が広がる時機となってきています。
ヒグマ出没情報 
Posted on 08:14:56
3月17日(今朝)の道新-地域版で報道されていましたが、厚岸地区で2頭のヒグマ目撃情報がありました。当センターのメンバーが先週末に厚岸地区の山林で冬眠穴から出たばかりのヒグマを目撃しており、同一の可能性もあります。新聞報道では、北海道内で1番早い目撃情報との事です。

今年は、標津町でも例年の2倍の積雪量となっていますが、ヒグマの冬眠明けは、ほぼ例年と同時期と言えるようです。昨年、厚岸地区には、根室方面から移動していった個体も多いと予想が出来ます。

厚岸地区では、もうすぐ別寒辺牛川が釣りのシーズンインとなります。今回の目撃場所は糸魚沢付近ですが、国道44号線から道々-大別線にかけての地区では、毎年、この時期にヒグマの目撃が多くあります。この付近に釣りに行く場合は、注意が必要と言えます。

当センターは、「○月○日-ヒグマ出没」と言う看板の必要性に関して妥当なのかどうかを早くから訴えています。本当に必要なのは、今回の記事でもお知らせしているように、目撃のあった場所付近で活動するための注意喚起です。目撃場所に何度も出没を繰り返す個体であれば、目撃看板の意味も関係しますが、本来は遭遇を避ける注意をする「項目」が明記される事が必要です。このような地道な事を繰り返しながら、少しずつですが、活動の幅を広げている所です。

今年も、皆さんにはヒグマの出没情報をお知らせしていきます。

Posted on 08:07:45
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3月10日-午後2時より標津町生涯学習センター「あすぱる」において標津町と北大大学院獣医学研究科との連携協定調印式が行われました。この協定は、標津町をベースにした野生動物の研究や大動物の病理検査など多伎に渡る内容で、標津町を拠点とした各種の研究が、今後、進んでいくものと思われます。
調印式終了後には、記念セミナーとして「ヒグマ・セミナー in 標津」を開催しました。ヒグマ・セミナーは、2月11日にも札幌市で開催しており、その標津版と言った内容です。2009年から開始した標津町でのADPS・プロジェクトの報告会ですが、NPOより藤本が標津町でのヒグマの行動と捕獲。ドコモより首輪を制作した上野氏が首輪に関する詳細を。北大より坪田教授が、全体の分析と遺伝子の相互関係を、それぞれ発表しました。

当センターでは、当初計画の3年が終了しましたが、今後もADPSプロジェクトの継続を検討して行く予定となっています。
Posted on 16:30:58
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現在、携帯電話網を利用したヒグマの行動調査を、北海道大学獣医学部と当町に所在するNPO法人南知床ヒグマ情報センター、並びに町、NTT、知床財団などが連携して、全国的にも珍しい貴重なヒグマの生態情報の収集を、行っています。
この取り組みをきっかけとして、北海道大学では、標津町の多様な自然と、これらと共存した酪農業、漁業の一次産業のもと、大動物から小動物、野生動物などの多種な動物に恵まれ、位置的にも、根室管内羅臼町、中標津町、別海町及びオホーツク管内の斜里町に隣接し、東は根室海峡に面し24kmの近さに北方領土国後島が、南に渡り鳥などの野鳥の聖地「ラムサール条約登録湿地」である野付半島が、西には根釧台地の平原に広大な酪農郷が拓かれ、北には世界自然遺産を要する知床半島の基部が形成されているなど、世界的にも優れた自然条件と景観に恵まれ、伴って、豊かな生態系を有する町となっているという「地の利」について、獣医学教育の観点から、注目をしていただいていたところでありました。

さらに大学として、有能な獣医師を輩出することを目的に、獣医学を志す大学生に、必要な知識と実体験の教育を受けるための「多様な研修の場」が、必要となっている実態にもありました。
この結果、来る3月10日に、国立大学法人北海道大学大学院獣医学研究科および獣医学部と標津町は、根室管内における知の拠点形成をめざして、獣医科学および地域産業発展のため、学術・地域振興・教育文化などの分野における協働を推進するために、連携協定を調印するにいたりました。

協定に伴う、連携事項は次の4点となっています。
①野生生物の生態・感染症・保護管理および環境保全研究
②家畜の獣医療・飼養管理および農林水産業の地域振興
③学生実習・研修・公開講座などの人的交流・人材育成
④その他必要な事項

以上は、標津町の発表によります。

なお、3月10日、午後2時からの調印式後引き続いて、記念セミナーとして、「標津町におけるヒグマADPSプロジェクト成果報告」を行います。

また北海道大学大学院獣医学研究科-坪田研究室とNPO法人・南知床・ヒグマ情報センターも標津町と同様に連携協定の調印を行う事となりました。






Posted on 08:40:07
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※積雪量が多くなりエサを獲れないケースが増えつつある・・・

今年の道東は、久し振りにかなりの積雪量となっています。標津町近郊のエゾシカは、晩秋に積雪の少ない根室から厚岸にかけた地域に移動していると思われますが、この越冬地となっている地域でも、例年より多めの積雪となっていのが実情です。

現在、北海道ではエゾシカの食害が問題化し、エゾシカの個体数を減らすための捕獲が、盛んに実施されています。今年は、いろいろな対策が功を奏し、囲い罠や保護区での狩猟により、個体数減に効果を上げています。ただ今年の様に積雪が多くなった場合には、自然死(餓死)する個体も増加することが考えられます。

厚岸地区の山林では、積雪量の増加によりエサを十分に取ることが出来ず木の皮を食べている食害跡が多く見られるようになっています。木の皮を食べると言う事は、かなり深刻なエサ不足になっている事が立証された事になります。

この状態は3月末まで続く事が予想でき、エゾシカの捕獲と、胃の内容物などの調査などを併用して実施し、降雪量と越冬先、その場所のエサ事情などを総合的に把握していくことが必要だと思われます。

本来は、エゾシカの捕獲を指揮している北海道が進んで行うべき方向策だとおもいますが・・・
これらの調査を、道東でしっかりと実施しているのを「見たこと」も「聞いたこと」も無いのが実情です!!

エゾシカの移動ルートの解明や、実数字に近い生息数を、もっとしっかりと調査すべき時だと思います。


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